みなさんこんにちは!

今回のブログでは、2月の末に行われたアカデミー賞のお話をしたいとおもいます。

みなさんは、時々、映画はご覧になりますか??

英会話学習者にとっても、映画鑑賞はとてもいい勉強になるので、ご自分の英語力UPの為に活用されている方も多いのではないでしょうか?

アカデミー賞はアメリカにおける映画の祭典で、毎年アカデミー賞授賞式の模様は本国のアメリカだけではなくヨーロッパの国々や日本や中国など世界各国でテレビ中継されたりします。

私も時々見ていますが、見るたびに一番心に残る場面は受賞者が行うスピーチの場合が多いです。

例年と同じく今年も、感動的でとても力強いスピーチがいくつかありましたが、その中で私が1番感動したスピーチがあります。

今回、作品賞、監督賞、主演女優賞など計8部門ノミネートされた“イミテーションゲーム”という作品で脚色賞を受賞したグレハム・ムーア氏のスピーチです。

このブログで是非紹介したいと思ったので、スピーチを英文と日本語訳でご紹介します。

 

彼は受賞が発表された後、壇上にがりオスカー像を受けとりスピーチを始めました。

興奮気味に感謝を述べた後、こんな話をしました。

“When I was 16 years old, I tried to kill myself, because I felt weird and I felt different and I felt like I did not belong. And now I am standing here.”

「私は16歳の時自殺未遂をおこしました。私は、自分が変わり者であり、みんなとは違っていて、自分がどこにも属していないように感じたからです。

しかし、今私はここに立っています。

“So I would like for this moment to be for that kid out there who feels like she’s weird or she’s different or she doesn’t fit in anywhere. Yes, you do. You do. Stay weird, stay different. And when it’s your turn to stand on this stage, pass the message along.”

「だから、私はこの場を、居場所を見いだせないと感じている子供たちのために捧げたい。あなたにはもちろん居場所があります。変わり者のままでいて、違うままでいてください。そして、あなたがこのステージに立つその番が来た時、どうか次にこのメッセージを繋げてください。」

 

とても個人的な話なので、ビックリしましたがグッときたスピーチでした。

会場にいた人たちもスタンディングオベーションをして彼を称えていました。

なにより私がすばらしいと思うのは、“Stay wired, stay different.” ということばです。

“Never change”「変わらないで。そのままでいて」というのではなく、

“変わり者のままでいて、違うままでいて”という言葉は、直球であるからこそなにより力強く感じられます。

本当に心にドカンと染みてきますね。

この言葉は同じ境遇にいる子供たちだけに限らず、見ている人・聞いている人にきっと勇気を与えたのではないかと思います。

最後に言った、“そして、あなたがこのステージに立つその番が来た時、どうか次にこのメッセージを繋げてください。”

という言葉にグレハムさんの思いが詰まっている気がします。

今年の授賞式の中で、一番感動するスピーチであり、一番の感動的な場面であったのではないでしょうか。

だからこそ、彼は俳優でも有名人でもありませんが彼のスピーチはアメリカでも大きく取り上げられました。

こういう場所で、このようなメッセージを伝えていくことは本当に大事であり、すばらしいことですね。

 

アカデミー賞授賞式ではいろいろなスピーチがあり、そのスピーチによって胸がグッとする瞬間が必ずあります。

ぜひ、みなさんもアカデミー賞を見る際、もしくは、ニュースなどで見る際には「スピーチ」に注目して頂ければと思

います☆

You tube 彼のスピーチ動画があるので、是非、見てください。

では、また!See you!!